家2

著者の方にお目にかかれるかと思っていたけど、

数年前に他界されていた。




代わりに奥様がいろいろなことを話してくださり、

むしろ故人の「一途で一徹な方」というわたしの勝手なイメージに対する、

別の側面を垣間見ることができた。

お二方とも、「自分の人生」に真摯に向き合われたきたんだなと。






建築業界で確固たる地位を築かれたとか、

新しいジャンルのパイオニアになったとかって、

昔はそういうのに憧れたけども、

今はもうほぼない。




それよりもご自身の置かれた場所で、

それがどういう状況であろうとも、

目の前のできることを一つ一つやる。

そういう「真摯に生きる」ことにこそ敬意を抱く。









お土産に青森ヒバをいただいた。




青森の雪の重さを受け止めるうちに、

葉がとても丈夫になったのだそう。




その肉厚な葉に触れたとき、

木なりの「真摯な生き方」も垣間見た気がした。