3人目の社長の会社も、
2社目の会社と同様に、
3年前に大きな打撃を受けた。
また1社目の社長が好んで使っていた、
「一遇を照らす」という言葉を彷彿とさせるところがあった。
「照らされる対象」というよりは、
「照らす主体」として。
灯台下暗しとならないよう、
自身もその照射範囲に含むことに留意しつつ、
できる範囲内で、周囲を照らす。
時折、それが社外にまで漏れ出すことも。
業績は上向き始めた途上といったところだが、
その会社ではぽつぽつと、
灯りがともり始める人たちが出てきた。
自身の中にある灯りで。
特に若い人たちが。
何事も常に変化しており、
3社とも、いずれ社長も代わっていく。
5年後、10年後にそれぞれの会社は、
いったいどうなっているだろうか。