すみれ1

「アンビエント」という音楽ジャンルがあることを、

つい最近知った。






日本語で表すと、

「環境音楽」となるらしい。




まあ「ambient」は直訳したら「環境」なのかもしれないけれど、

「環境」という文字だけをパッと見ると、

どうしても「environment」の方が浮かんじゃう。






ニュアンスの解釈も人それぞれだと前置きしつつ、

わたしのフィーリングでは「environment」って、

「わたし」の延長上にある感じがしない。




「わたし」とは別体のものとして存在する、

どちらかというと概念的な感覚が強い。






それに対してわたしが「ambient」に感じるのは、

「わたし」との境界線が曖昧な「周り」。




個としての「わたし」とイコールではない気はしつつも、

完全に別体とも断言するのは憚られるような、

観念的な感覚の強いもの。