この前スーパーで、
ミックスナッツを自分と奥さんの分それぞれ、
1袋ずつ買った。
チャック付きの袋の場合、
自分は手で開けると切り口がまっすぐにならず、
後々チャックを開ける時の感触が気持ちわるいので、
ちゃんとハサミを使って切ってから開ける。

で、数日してまたこのナッツを食べようと思って開けたら、
めちゃくちゃ減ってた。
この時点で事情は察したが、
念のためもうひと袋の方を見てみると、
まだそれなりに入っている。
奥さんはハサミなど使わず手で切って開けるので、
切り口を見ればどちらのものかはわかる。

奥さんにおいらのナッツ食べたでしょと聞いたら、
「え、どちらの袋かなんて区別あるの?」とのお返事。
それを娘に話したら、
「いやーそれはママに言っても通じないでしょ」と言わんばかりの表情。
子どもたちも、
おとーちゃんとママの特性をよくわかっていらっしゃる。
おっきなかいしゃのあたまのいいひとたちのように、
肌の色や扱う言語の異なる人々を並べ立てて、
やれダイバーシティーだーってのも、
そうかもしれない。
でもいっぱんぴーぽーのうちのように、
自分と身近な人たちとの小さな差異に気づき、
それを認めて受け入れるのも、
立派な多様性かなと。
前からそう思っているつもりだったんだけど、
より深くそれが腹落ちしたと感じたのは、
ほんとつい最近になってからだった。