大学を卒業して入社し、
ぴったり10年間お世話になった会社の最終出社日から、
今月でちょうど5年。
慰留してくださった当時のビッグボスに向かって、
「もうあと数年で日本がXデーを迎えたら、
どのみち今の安定した生活は変わらざるを得ないので、
これからは自分の思うままに生きることにします」
と想いを素直に伝えたのを覚えている。
ふつーそんな理由言っても納得されないだろうに、
一部上場企業の代表取締役に向かって、
われながらよく言ったものだ。
それ以来有言実行で、
自分の思うままによく生きた。
退職して半年後には、
奥さんと幼子たちを埼玉に残して、
淡路島でひとり暮らし始めてるし。
結婚するまでずっと実家暮らしだったので、
あこがれのひとり暮らしだったはずだけれども、
わずか5か月で家族の元へとんぼ返り。。
毎日毎回ひとりで食事するときに感じた味気なさを、
今でも思い出すことができる。
あこがれているうちは輝いて見えるけれども、
いざそれを手中に収めてみるとなーんだこんなもんかということも、
このように時々ある。
でも重要なのは、
やってみないとわからなかったということ。
自分がどう感じるのかなんて。
