全然望ましいネタではなかったけれども、
先月の宮台さんの事件はニュースで知っていたので、
無事にもう復帰されたかなとふと思い
VIDEO NEWSを十数年ぶりにのぞいてみた。
そしたらちょうど年内最終の収録に間に合ったようで、
2人のフリートーク番組がちょうど無料放送だったのもあり、
正月休みに前後編を一気に視聴。
まずは宮台さんの回復が順調で何より。
そして次に感じたというか驚いたのは、
十数年経った今も、
いろんなものが当時とまるで変わっていなかったこと。
オープニングの映像や音楽も、
議論の際に引き合いに出される学説や理論も、
「対米従属から抜けられない日本」的な
認識のフレームワークも。
変わったことと言えば、
現在の諸課題について以前と同様に
社会学的なフレームワークを用いて考察を試みているのだけど、
もはやそれをそのまま当てはめていいのかわからないと
ご本人がおっしゃっていることが一つ。
もう一つは民主主義や国民国家のような現代システムの機能不全に対し、
当時は日本という国単位での処方箋を議論していたけれども、
今はもうその規模についてはサジを投げており、
個人単位でどうするかに終始していたこと。
曰く、「社会という荒野を仲間と生きる」と。