電場と磁場

さまざまな種類の電磁波を2つに分けると、低周波と高周波がありました。

今度はひとつの電磁波を2つに分解してみます。




電磁波を構成しているものは、「電場」と「磁場」の2つに分けられます。

文献によっては「電界」と「磁界」と呼ばれることもありますが、ほとんど同じ意味です。

英語では電場/電界はどちらもelectric fieldだし、磁場/磁界はどちらもmagnetic fieldです。




電場と磁場は、それぞれ性質が違います。

まず、発生のしかたの違いについて。




電場は電圧がかかると発生します。

言い換えると、電場は電化製品のプラグをコンセントに挿入した時点で発生します。




磁場は電流が流れると発生します。

言い換えると、磁場は電化製品のスイッチをONにした時に発生します。




次に、電場と磁場の伝わりかたについて。




電場はどんなものでも表面を伝わります。

どんなものでもと言ったからには、電気を流さない木やプラスチックの表面でも伝わります。

近くにあるモノの表面を這っていくイメージです。


磁場はどんなものでも貫通します。

どんなものでもと言ったからには、コンクリートでも鉛でも貫通します。

360°全方向にビームのように飛んでいくイメージです。




たとえば、下の写真の電子レンジのスイッチがONになっているとします。





スイッチがONなので、電子レンジからは電場と磁場が発生しています。

電場はモノの表面を伝わるので、電場は電子レンジの外周はもちろん、台の天板や後側の壁面まで伝わっています。

磁場はモノを貫通するので、天板の下の棚の中や、壁の後ろの部屋の中まで伝わっています。