映画『ゆずりは』

DVDで映画『ゆずりは』を観ました。






今のところ、今年観た映画の中でダントツのヒット。





人の心に寄り添うって美しい言葉ですが、本当にそれを実践するとなったらまず自分自身が自然体となり、心をさらけ出すことから始まる。


それを茶髪にピアスの新入社員・高梨が彼にとってまさに自然に行うにつけ、故人を亡くしたばかりの遺族の心を打ち、また常識外れだと同僚からの反発も起こす。





主人公である葬儀社の部長・水島のモノマネをしているということなのか、本名・滝川広志として主演するコロッケの演技がなかなかどうして、板に付いていました。


水島と高梨の2代の物語だとどうしても暑苦しくなりそうな展開にずっしりと碇を降ろすもう一代上の役割を、葬儀社の社長・松波を演じる勝部演之がしっかりと果たしている。





水島が高梨から忘れかけていたものを学ぶように、高梨もまた水島から社会人としての深みを学んでいく。



これは、老境に入った松波から高梨への「一個飛ばし」ではなかなかうまくいかないだろうなと思います。


あまりに世代が離れ過ぎると、本質こそお互いに理解・共感できても、共通点が少なすぎてそれ以上のコミュニケーションがスムーズにいかないから。

離れれば離れるほど、「段差」は大きくなる。


グラデーションがきれいに見えることの一つの理由。





ここに、事業承継やらなんやらのハードルやヒントがあるんだろうなあと感じています。