アウトバック3

ミュータント・メッセージ」に続き、マルロ・モーガン女史の2冊目の著書「永遠からのメッセージ」も読了。

前作同様、オーストラリアのアウトバックに住む<真実の人>族について描かれた本ですが、前作はフィクションと言いつつも実際はノンフィクションであるのに対し、本作は完全に小説仕立ての体裁。

本作もアボリジニの部族の一つである<真実の人>族の在り方が主題ですが、印象的だったのが、この一族における「観察する」という動詞の意味するもの。

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 批判しないで観察することは、ときに「無償の愛」とも呼ばれる。すべての人は魂を持っている。すべてのものは同じ瞬間に創られた。だれも年齢や賢さや幸福においての差はない。だれもが同じ賜物、自由意志という選択の自由を与えられている。

(中略)

 批判するなら許すことも学ばねばならない。人を許し、状況を許し、自分自身を許す。

 批判せずに観察していれば許す必要もなくなる。観察することは理解すること、すべては完全な秩序のもとにあるという真理を知ることである。

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ここでいう「批判」は「(主に悪い意味での)ジャッジ」と読み替えてもいいと思います。

政治が〜とか、上司が〜とか、自分は〜とか、批判はどこかしこで日常茶飯事。

うっかり批判してしまったなあと気づいたならば、その時点で許せばいい。

そして許す順番は、まずもって自分自身からである気がします。

それが繰り返されるうちに、だんだんと周りも許せるようになり、ひいては観察できる機会も増えていくような気がします。